4月後半に大和市内の1箇所の小学校でインフルエンザが発生しましたが、さいわい広域に拡散することはありませんでした。現在、インフルエンザも新型コロナも外来診療で見ることはほとんどありません。季節性のかぜは徐々に増えています。新学年の緊張と疲労が現れる時期でしょうか。大型連休で一区切りつくまで流行すると思われます。
麻疹の感染者が増えています。主な年齢層は20〜30歳代ですが、乳幼児の感染も報告されています。麻疹は非常に重い病気です。医療が進んだ国でも死亡率は0.1%(1000人に1人)です。特効薬はありません。ワクチン接種が麻疹を抑える唯一の手段です。1歳の誕生日を迎えたらできるだけ早くワクチン接種を済ませましょう。幼稚園・保育園の年長児はできるだけ早く2回目のワクチン接種を済ませましょう。なお、麻疹を診療する際は特殊な隔離が必要ですので、医療機関を受診する前に必ず電話でご連絡ください。