2018年4月14日土曜日

感染症情報(2018年4月前半)

・普通感冒(通常のかぜ)が増えています。主な症状は咳と鼻水です。発熱を伴う場合もあります。免疫能の未熟な保育園・幼稚園の新入生が最初にかかり、周囲の子どもたちに広げるというパターンが目立ちます。
・胃腸炎が増えています。主な症状は嘔吐、腹痛、発熱、下痢です。原因として、ロタウイルスが多いと思われます。重症化する場合もあるため、嘔吐が続いて水分を十分に摂れないときは早めに再受診して下さい。
・溶連菌による咽頭扁桃炎(のどかぜ)が散見されます。夏前まで流行します。
・おたふくかぜ、水ぼうそうは散発的な発生に留まっています。どちらもワクチン2回接種を行うことで身を守りましょう。NHKの朝ドラでムンプス難聴が話題に上っています。おたふくかぜに伴う難聴は高度であり、治療法がありません。多くは一側性ですが、まれに両側性もあります。平衡機能障害(めまい)を伴うこともあります。ワクチンが唯一の予防法です。詳しくは院長のコラム「おたふくかぜが難聴を起こす(2006年8月)」「おたふくかぜワクチンの大切さ(2015年6月)」をご参照ください。
・麻疹は、過去11年間にわたり当院で発生ゼロです。今年、神奈川県で1件の報告があります。現在、沖縄県で流行しています。3月中旬に台湾から旅行に来た30歳男性が発端者で、立ち寄った商業施設や飲食店を中心に感染が広がり、感染者は4月13日時点で46人を数えます。感染者から同僚や家族にうつる「三次感染」も出始めました。GWに沖縄を旅行する計画の方もいらっしゃると思いますが、感染対策をしっかり行いましょう。沖縄県が作成した「沖縄県へのご旅行、ご出張を予定されている皆様へ」に具体的な対応法が示されています(http://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/chiikihoken/kekkaku/press/documents/kankoqa180414_2.pdf)。ワクチンの情報は、院長のコラム「麻疹の根絶は間近い(2010年3月)」「麻疹騒動に学ぶ、集団免疫の大切さ(2016年8月)」をご参照ください。
・風疹は過去14年間にわたり当院で発生ゼロです。今年、神奈川県で1件の報告があります。1歳と就学1年前になったらすぐにMRワクチンを接種しましょう。

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