2018年1月14日日曜日

感染症情報(2018年1月前半)

・ 急性上気道炎(かぜ)が流行しています。主な症状は長引く咳と鼻水です。発熱は伴わないか、あっても短期間です。全身状態は比較的よく保たれます。
・ ウイルス性胃腸炎が増加しています。主な症状は嘔吐と下痢です。発熱を伴うこともあります。
・ 溶連菌による咽頭扁桃炎(のどかぜ)が増加しています。寒い季節を中心に流行します。
・RSウイルスによる急性細気管支炎が、乳幼児の間で再び増えてきました。発熱、激しい咳、喘鳴などが主症状です。
・ インフルエンザにかかる人が急増しています。第1週までは成人が流行の中心でしたが、学校、幼稚園の新学期が始まったため、第2週からは小児の間で流行が拡大しています。ウイルス型は、A型とB型がほぼ同比率でみられます。
・ おたふくかぜと水ぼうそうは散発的な発生に留まっています。どちらもワクチン2回接種を行うことで身を守りましょう。
・ 麻疹は、過去11年間にわたり当院で発生ゼロです。昨年、神奈川県で9件の報告がありました。海外からの持ち込み例がほとんどです。医療が進歩した現代においても、麻疹は致死率の高い(500〜1000人に1人)重篤な感染症です。1歳と就学1年前になったらできるだけ早くMRワクチンを接種しましょう。対象年齢を過ぎてしまった場合、実費を払ってでも接種することをお勧めします。
・ 風疹は、過去14年間にわたり当院で発生ゼロです。昨年、神奈川県で10件の報告がありました。先天性風疹症候群の報告はゼロでした。風疹は麻疹に比べて軽く済みますが、胎児への影響が大きい感染症です。1歳と就学1年前になったらすぐ、MRワクチンを接種しましょう。対象年齢を過ぎてしまった場合、実費を払ってでも接種することをお勧めします。
・ 結核の罹患率は、平成27年度に14.4人(対人口10万人)まで低下し、目標の15人以下を達成しました。しかしいまだ年間18000人が新規登録されるなど、低蔓延国にはなっていません。2020年までに結核罹患率10以下を達成することが目標とされています。そのためにBCGワクチンの接種率の目標値は95%以上に設定されます。

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