2017年12月8日金曜日

インフルエンザ速報 2017〜18(第二報)

 神奈川県は11月30日、インフルエンザが流行期に入ったと発表しました。昨季より1週間遅い流行入りです。流行入りの目安は1医療機関で1週間あたり1.0人以上です。最新週(11月27〜12月3日)の患者数は2.87人で、前週の1.86人より増加しました。
 大和保健所管内(大和市、綾瀬市)の1週間あたりの患者数は1.00人です。渋谷小学校などで学級閉鎖がありましたが、まだ散発的な発生です。本格的な流行は冬休み以降で、おそらく来年1下旬から2月にかけてピークがあると予想されます。
 インフルエンザは感染者の咳、くしゃみ、唾液などの飛沫を吸い込むことで感染します。予防のために手洗いを励行し、人が多く集まる場所には注意しましょう。また、咳やくしゃみが出る人は、他人にかからないように咳エチケットをこころがけましょう。

2017年12月1日金曜日

感染症情報(2017年11月後半)

・ 秋のかぜが学校・幼稚園・保育園で流行しています。主な症状は長引く咳と鼻水です。高熱は伴わないか、あっても短期間です。
・ 手足口病は11月に入ってからほとんど見られなくなりました。流行は終息したと思われます。
・ RSウイルスによる細気管支炎が、7月以来、乳幼児の間で流行していましたが、11月以降、終息に向かっています。本来、秋から初冬にかけて流行する感染症ですが、今年は3ヶ月ほど早く始まり早く終わろうとしています。
・ ウイルス性胃腸炎が急増しています。主な症状は嘔吐と下痢です。発熱を伴うこともあります。寒くなるにつれて増えると思われます。
・ 溶連菌による咽頭扁桃炎(のどかぜ)が急増しています。寒い季節を中心に流行します。
・ インフルエンザの発生は散発的です。本格的な流行はまだだいぶ先の話でしょう。
・ おたふくかぜは散発的な発生に留まっています。水ぼうそうは一部の幼稚園や小学校で小流行しています。どちらもワクチン2回接種を行うことで身を守りましょう。
・ 麻疹は、過去11年間にわたり当院で発生ゼロです。今年、神奈川県で9件の報告があります。海外からの持ち込み例がほとんどです。医療が進歩した現代においても、麻疹は致死率の高い(500〜1000人に1人)重篤な感染症です。1歳と就学1年前になったらできるだけ早くMRワクチンを接種しましょう。対象年齢を過ぎてしまった場合、実費を払ってでも接種することをお勧めします。
・ 風疹は、過去14年間にわたり当院で発生ゼロです。今年、神奈川県で10件の報告があります。ただし、先天性風疹症候群の報告はゼロです。風疹は麻疹に比べて軽く済みますが、胎児への影響が大きい感染症です。1歳と就学1年前になったらすぐ、MRワクチンを接種しましょう。対象年齢を過ぎてしまった場合、実費を払ってでも接種することをお勧めします。
・ 結核の罹患率は、平成27年度に14.4人(対人口10万人)まで低下し、目標の15人以下を達成しました。しかしいまだ年間18000人が新規登録されるなど、低蔓延国にはなっていません。2020年までに結核罹患率10以下を達成することが目標とされています。そのためにBCGワクチンの接種率の目標値は95%以上に設定されます。