2012年3月4日日曜日

ロタウイルスワクチン 接種開始月齢の一部改訂

 乳幼児の急性胃腸炎の主な原因であるロタウイルスのワクチン(ロタリックス)の接種対象者は、生後6週以後の乳児です。4週間以上の間隔をおいて2回接種し、2回目の接種を生後24週0日までに終えなければなりません。当初、1回目の接種を生後20週までに済ませることとしていましたが、腸重積のリスクをさらに減らすために、本年4月1日から1回目の接種を生後14週6日までに短縮いたします。2回目の接種の期限は従来どおりです。それ以上の月齢の子どもには、残念ながら接種できません。

 お勧めの接種スケジュールは、生後2ヶ月になったら直ぐにロタとヒブと肺炎球菌(できればB型肝炎も)の各ワクチンの同時接種です。ロタワクチンを先に単独で接種すると、ヒブと肺炎球菌の開始時期が遅れてしまいます。BCGはこれらのワクチンを2~3回済ませた後がよいでしょう。二回目以降のスケジュールのご相談は当院で承ります。

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